2016年4月25日月曜日



おそらく誰もが知っている有名な書籍の改訂版です。
私も今の事業を始める15年程昔、20代後半のサラリーマン時代に元本を読みました。

当時、おおまかに覚えている内容で印象的な章として『バランスシート』、すなわち資産と負債の定義を勘違いしている人間またその仕組みすら考えない人間は、マイホームのような資産を産まないものを平気でフルローンなどで購入し、さらに金利や固定資産税等の余計な支出を増やし、その結果未来永劫に金持ちにはなれません~みたいな内容に強く印象をもった事を覚えています。

確かに住宅ひとつを例にしても、40代のいまになって周りを見渡してみると、一般的に富裕層と呼ばれ人生を豊かに生きている同世代は、当初のわずかな原資から有益な資産運用や営利事業を興して、ある一定の資産を築き上げた上で、立派なマイホームを購入するケースや、当初に所有していた不動産を上手に転売し豪邸にたどり着くケースがほとんどであり、先に自ら住宅ローンでがんじがらめになる愚者は一人もいません。

私自身は決して富裕層ではありませんし豪邸も所有してはおりませんが、キャッシュフローを生み出さないものは資産ではないという定義の上で、バランスシートを考えていますので、10数年に渡って経営を継続させて頂き、住宅程度は自己資金で所有できているのかもしれません。

現在、この改訂版は日本国内においては、20代の若者に広く読まれているそうです。
いまから15年程前に、この元本を手にした私の感想としては、大変良いことだと思います。


決して『人生は金持ちだと幸せになれる』と一概には言えません。
しかし、この書籍は今よりも豊かに生きるためのヒントがたくさんつまっていると思います。
その気になれば、すぐに読破できるぐらい読みやすい文章ですので、未来のある若者たちには1度手に取ってみる事をお勧めします。